勤め先の法務局にやってきた若い起業者の話

久しぶりに実家に帰り、兄から勤め先の法務局にやってきた若い起業者の話を聞いた。その男は体格も良く、高そうなスーツをパリッと着こなし、有名メーカー製と思われる大きなアタッシュケースを持っていた。はきはきと声も大きく、いかにも自信ありげの立ち居振る舞いで、終始かかってくる携帯電話には、なにごとか横柄な口調でやり取りをしていることもあった。

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法務局にはなんの用事できていたのか、窓口からは少し離れたところにある長椅子に腰かけ、落ち着きなく電話の応対などをしていたが、しばらくするとまたどこかに行ってしまった。

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ちょうどお昼休憩になったので、兄が法務局の外に出ると、すぐそばのカフェのオープン席に、先ほどのスーツの若者が座っていた。先ほどの横柄な態度とはうってかわって、初老の男性と向かい合って、作り笑顔でなにやら会談していた。カフェで持ち帰りのランチを購入しお店を出ると、オープン席の男はまた一人になっていて、先ほどの高そうなアタッシュケースを開き、おもむろに漫画雑誌を取り出して読み始めるところだった。

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いい歳をして漫画雑誌とは、見た目の高級感からはわからないものだと兄は思ったそうなのだが、後日テレビで、その男がかなり有名な漫画家であるということがわかったそうだ。思えば見ていた漫画雑誌も、彼が筆頭を務める雑誌だったかもしれない。漫画家と言えば、狭いアパートで机につっぷして作業をしているイメージだった兄にとって、とても驚いた出来事だったそうだ。